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神経内科通信

2015年02月号 「感染症予防三原則」

  医師となって二十四年間、これまでインフルエンザ知らずの身でしたが、先月の始めに不覚にもインフルエンザに感染してしまい、二日間39℃近い熱に苦しみ、床に臥しておりました。そのような理由で金曜日外来を休診にしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。回復後もしばらくは体調が思わしくなく、患者さんはこんなにつらい思いをするものなのか、と今更ながら驚きました。
というわけで、インフルエンザに限らず人から人に感染する病気(感染症)の予防方法について、せっかくの機会ですのでまとめておこうと思います。
 
【感染症予防 原則その一:感染源をなるべく自分から遠ざけること】
  感染症には必ず感染源があります。たいていの場合、感染症にかかった患者さんが感染源になることが多く、逆に言えば感染症をもっている患者さんへの接触、接近がなければ感染症にはかかりません。理想的には感染症が流行している時期にはあまり人混みに入らないこと、もし家族に感染症の方がいらっしゃれば、家の中でできるかぎり隔離(かくり)を実施することです。患者さんが使ったタオル、ティッシュも感染源になることがありますので、タオルは別々にする、ゴミはきちんと処分するといった気配りも必要です。
 
【感染症予防 原則その二:感染経路を断つこと】
  体内に病原体を入れない知恵としてまず知っておくべきことは、手(指)を介して感染症が拡大する可能性が高い、ということです。病原体のついた指を無意識に目、鼻、口に持っていくことは感染の機会、危険性を増すことにつながりますので注意が必要です。家の中で手・指がひんぱんに触れるもの(リモコン、ドアノブなど)については掃除の際によく拭いておくこと、手洗いを励行することや、日常的にマスクを着用することで感染の機会を大幅に減らすことが可能です。ひんぱんにうがいを行うこと、食品の衛生管理に努めることも、感染経路を断つ簡便かつ有効な手段といえるでしょう。
 
【感染症予防 原則その三:日頃から自分の免疫力を高めておくこと】
  このことを簡単に説明するならば、体内に侵入してきた病原体と対等に戦える力を日常的に養っておくこと、と言い換えられます。日頃から栄養バランスや適度な運動を心がけ、規則正しい生活を送り、疲れを残さないような身体を作っておくこと、感染症の流行期に備えてワクチンをあらかじめ接種しておくことなどが方法として考えられます。「備えあれば憂いなし」の格言の如く、平素より自分の健康を守るためにしっかりと準備しておかなくてはいけませんね。今回、私もいろいろと反省をしているところです。
 
( 文・神経内科 則行 英樹 )
 
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